"THIS IS IT" 本日公開!早速!

スタッフ:Libero  更新日:2009年10月28日 23:56

マイケル・ジャクソン THIS IS IT

6月にマイケル・ジャクソン(以降MJ)が急逝して4ヶ月。
世界が変わったとか、運命がひんまがってしまったとか、そこまでは思わないけど、
なんか釈然としない思いがずっとあるんです。あの日以降。

本日から2週間限定で公開されるドキュメンタリー映画「THIS IS IT」。

残念ながら実現しなかった幻の公演のリハーサルを追った本作ですが、
いやーなんていうか、これまで観て来たMJの映像とは全く違って、
ていうかもし完璧主義者のMJが生きていたら、
この映像が公にされることはなかっただろうなぁと思うくらい、
骨の髄までMJを見せてくれる。

MJがロンドンでの公演を発表した時、
世界中が湧きに湧いたけど、一体どれくらいの人が本心でその公演の話しに
リアリティを感じただろう。
MJのファンを公言しておきながら、本当に恥ずかしいことだけれども、
私は正直どこかで「ほんとにやるんだろうか。」と訝しがってたところがある。

最近のMJは見るからに体に生気を感じられなくなっていき、
まさか全盛期の声量で、全盛期のダンスを見せられるはずなんてないと、
私は思っていたのかもしれない。
しかも50公演なんて。

ただ、「THIS IS IT」を観ながら思ったのは、
世間がパパラッチやタブロイドを通して見て来たMJなんて偽物で、
パフォーマンスをしなくなって久しいと世間が勝手に思い描いていただけで、
彼はおそらくずっと「歌手」であり、ずっと「エンターティナー」だったんだなと。

日本公演の逸話もある程、練習の鬼だったMJ。
本作の中でもことあるごとに「さぁ、もう一回。リハはそういうもの。」と、
周りの心配を無視して完璧を求める彼の姿がよく見られる。
彼はやっぱり死ぬまで「アーティスト」だったんだなぁと思い知らされました。
世界中のMJファンが求め続けたMJという存在が、実はずっとそこにいたんだなあと。

途中、ジャクソンファイブの名曲メドレーの際に、
観ているこちらが胸が詰まりそうになるほどに全盛期のファルセットが
出せないMJがいたりして、ちょっと寂しくもあるんだけど、
「あれ?これ口パク?」って思うほど全盛期となんら変わらない
私が憧れた彼本来の声で歌ってのけたり。
なんなんだこの人は、なんなんだこの名曲達はと、最後まで酔いしれました。

MJと同じステージに立つ歓びに満ちあふれた超一流のバックバンドやダンサー達。
大きなステージには、もちろん観客は誰もおらず、待機中のダンサー達が見守る中、
黙々と自分に厳しくリハーサルに打ち込むMJ。

そして曲が終わる度に、沸き起こるダンサー達の歓声や拍手。

それが彼にとっての最後のステージになってしまったことは切ないけれど、
純粋に、歓声に対する歓びを表現するMJの姿に、最後は涙が止まりませんでした。

正直どんな映画なんだろうと、期待半分で観たけど、すごくよかった。

全世界の、MJに興味のない人までも全員巻き込んで、
この映画を観てほしい。

私が敬愛してやまないひとりの人間の、本当の姿がここにあるんだと。

マイケル・ジャクソン THIS IS IT
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